コロナが気づかせてくれたこと
コロナの感染が再び広まりつつあり、不安な日々をお過ごしの方も多いと思います。
終息までの道のりはなかなか遠く、”共存”と言ってもどうして良いのかもよくわからないなと思います。
この3か月ほど(今もですが)、感染の不安や今後の不安などを抱え、さらには緊急事態宣言で毎日のルーティーンが崩れることも加わり、心身に不調をきたしている方も多いと聞きます。
かく言う私も、4月~6月は特にどん底でした。
今までに感じたことのない不安感。自分の意志でどうにもできない、どうしていいかわからない。夕方になるにつれてどんどん気持ちが沈む、やる気が起きない、食欲もわかない、激しい動悸、止まらない涙…。
こんなことは初めての経験でした。
SNSに目を向けると、ステイホームを楽しんで充実の毎日を送っている(送っているように見える?)人たちの記事が否応なく目に飛び込んできます。
「私だけ?こんな風に落ち込んでるのって??私も頑張らなきゃいけないのに・・・しかもこんなんじゃ免疫力が低下してコロナに負けちゃう💦」
そんなことも思って余計に焦って落ち込んで・・・。
元気を取り戻すためにいろんなことをしました。
お散歩したり、自宅のウッドデッキでココアを飲みながら、ぼーっとする時間を作ったり。
木々の緑が目に優しく、風の音や鳥の鳴き声、道路を通る人の声、そんなひと時にほっとしたり、
自律神経を整え呼吸を深くしてくれる香りを香ったり、セルフトリートメントをしてみてたり、マインドフルネスを取り入れてみたり、音楽を聴いてみたり・・・
でも一旦どん底に落ちてしまってからの自分を引き上げることはなかなか難しい。
自分では、五感を癒すツールをたくさん持っているから大丈夫!と思っていたので、こんな風になるなんて想像もしていませんでしたが、
日頃からのツールの活かし方が足りなかったということに気づきました。
どん底に落ちてしまわないように活かすことが大事なことなんだと思ったんですよね。
何もない時は気づかなったことを気づかせてくれたということにおいては、コロナに感謝。かもしれません。
私がどん底に落ちている間、このピンチをチャンスに変えようと動いていた人もたくさんいます。そう考えると出遅れた感がないわけではありません。
しかし!!長い人生、いつもいつもうまくいく時ばかりではありません。
時には立ち止まって自分を見つめ直したり、軌道を修正したり、何も考えずに思いっきりだらだらしたり、そういう時間もとても大切なのではないでしょうか。そこで改めて気づくこともありますし、抗っても良い方向に行くとも思えないから。
私にとっては、この苦しい数か月がそういう大切な時間なんだと捉えています。
自分と対話しながら、そして周りに惑わされることなく自分のペースで。
ゆっくりゆっくりいろんなことを考えながらやっていけたらと思っています。