テーブルコーディネートってそういうことなんですよね
先日テレビを見ていた時に、又吉さんが、一人用の土鍋を使うのが気に入っている、というようなことをおっしゃっていました。
その時、他の人が、「普通のステンレスの鍋ではなくて土鍋が良いのはどうしてですか?鍋をそのまま食卓に持ってくれば良いのでは?」と質問。
それに対して又吉さんは「不幸じゃないぞ。って思えるのと、楽しい気持ちになるから。」
たしかそんな風に答えていらっしゃいました。
そのやり取りを聞いていて、テーブルコーディネートって要はそういうことなんじゃないかなって思いました。
例えば、買ってきたお惣菜をプラスチックのパックのまま食べるのと、面倒でもお皿に移し替えて食べるのとでは美味しさが全然違ったりする。
無機質な空間で食べるのと、ランチョンマット一枚でも敷いて食べるのとでも全然違ったりする。
美味しさは8割以上を視覚で感じている、というのはテーブルコーディネートを学んでいると知ることですが、
こういう話を聞くと、「テーブルコーディネートってそういうことなんだよね。」って改めて思います。
ステイホームで毎日コンビニ弁当を食べていたら、全部同じ味に思えて飽きて、自炊を始めたという人もいると聞きます。
外でなかなか食事ができない日々が続いているだけに、ちょっとした工夫でおうちのご飯がより美味しくなったり楽しくなったりしたらうれしいですよね。
ちょっとだけ頑張っていろいろと試してみることで、こんな毎日だけど少しでも快適に過ごせるのかなと思います。
お惣菜やお弁当をパックからお皿に移し替えてみる、ランチョンマットを一枚敷いてみる、割り箸ではなく自分のお箸を使ってみる、箸置きを置いてみる、一輪でもいいからお花をテーブルに飾ってみる、そんな小さな工夫から始めてみるのはいかがでしょうか。